・出版社/著者からの内容紹介
『海辺のカフカ』の読者から著者のもとへ、ネット上で多数の質問、感想が寄せられた。13歳、15歳の少年少女から70歳の読者まで。日本の各地から、韓国、イタリア、カナダまで。トライアスリート、郵便局員からスチュワーデス、中日ファン、ヤクルトファンまで――。小説論から進路相談、そしてプロポーズの指南まで、さまざまな読者のさまざまな意見、疑問へ村上春樹が答えた怒涛のメール1200通!
・内容(「MARC」データベースより)
「海辺のカフカ」出版以前に公式ホームページで読者とのやりとりをした、往復2440通を掲載。さらに著者自身が初めて自分自身について語る。村上春樹の研究書としても面白い、「海辺のカフカ」マガジン。

「海辺のカフカ」をついさっき読み終えた。
読んだ後、例によってこの本のウィキや感想などをググッて読んだ。
 
>最初のうちは全く入り込めなかった。
>主人公の少年カフカの家出の話と
>猫と会話できるナカタさんの話が交互に語られるんだけど、
>なんかもうどうでもよかった。
>特に前者の少年の話には「またか」と思った。
>村上春樹を呼んでいて「うーん・・・」と感じる箇所を
>純粋培養して結晶化したような少年だった。

>それが、上巻の終わり頃で物語の全貌が見え始めて
>そこから一気に突き進んでいく。
>そこから先は読んでてあっという間だった。
>「星野さん」という若いトラックの運転手が登場する。
>この星野さんがいい!とてもいい!!
>深遠なこだわりで読者をケムに巻いたりしない。

>主人公のカフカ少年は村上春樹の思想や苦悩を一身に体現していて
>正直、読んでて辟易する。
>例によって女性にもてるし。
>思い悩んでるだけで向こうからミステリアスな美女が寄ってきて
>静かなサラサラとした性行為へと発展する。
>なんやねん、と思う。
>いいから学校行って授業受けてろ、他人に合わせることを学べ
>社会について語るな、と言いたくなる。
>Prince も Radiohead も聞くな。売れ線の J-POP を不法ダウンロードして聞け。
>金かけてトレーニングジムに通うんじゃなく、その辺をランニングしてろ。
>そう、彼は特権階級なのだ。

>その点、星野さんはこっち側の人だ。
>世の中退屈なことばかりで、時間を持て余している。そこに意味を求めない。
>よく分からないことについてはよく分からないと言う。かっこつけない。
>分からなくても困らないと割り切っている。
>その星野さんがですね、物語の中でほんの少しだけ成長するんですね。
>ベートーヴェンを聞くようになったとかそれぐらいだけど。
>そこがいい。「海辺のカフカ」に希望があるとしたら、そこだと思う。
>15歳の少年が世の中と対峙するために戻ってきたとか、そんなのはどうでもいい。
>それって結局は自意識過剰な「村上春樹的世の中との対峙」でしかないんだから。
 
↑全然知らない人のブログから勝手に引用した(+勝手に端折った)ものだけど
全体的に同意見だったから載せてみた。
私はまだ村上春樹の本を3冊しか読んでないから
ググれば、春樹作品をいっぱい読んでいる人の感想がすぐに読めるというのは
ほんと便利だなぁって思う。
「少年カフカ」の方も是非読んでみたい。
 
「世界の終わり~」に出てくる町とあまりにもよく似てると思ったら
春樹作品には、こういう繋がりがいっぱい出てくるもんなんだねー。
できれば全部読んでみたい。時間かかるのが鬱陶しいけど。
 
自分の言葉で改めて「海辺のカフカ」の感想を書いてみよう。
途中まで読むのがほんとにきつかった。↑引用したブログの感想そのもの。
途中から急に面白くなって、いっきに読んだ。
にしても本当に謎だらけだった。読み終わった後も釈然としないことだらけ。
「世界の終わり~」を読み終わった後のような爽快感は無かった。
解釈は、読み手の数だけあるらしい。
私はとっても面倒臭がりだから
考え抜かれた正しい解釈(もしくは著者自身の解釈)を
分かりやすくまとめられたものが用意されていて
それを読むだけで良ければいいのにって思ってしまうけど・・・
そうはいかないらしいw
 
他の人も書いていたけど、受け付けない設定やら描写が確かに多かった。
なんというか「うぇっ」となるような。
でも、そういうものがあっても楽しめるものだということは
私にとって新しい発見でした。
猫と話せるとか、私はやっぱり大好きです。
星野青年が猫と話せるようになって「まいったなぁ」と言ってる場面は
私的に大ヒットだった。
美しき大島さんもナイスだった。カフカ少年の姉が大島さんじゃなくて良かった。
正直ちょっと期待もしてしまったけど。
彼(彼女)とカフカ少年の性行為なんて全く見たくない。
 
なんだかよく分からないけど
村上春樹は人間なんだなぁって思った。
まだ1回通して読んでみただけだから
もっともっとじっくり読んでみたい(けど大変な作業だしなかなかできないだろうな・・・
 
次は、何より、ねじまき鳥クロニクルを読みたい!! けど手元に無い!!!
だからちょっと他の人の本を読んでみようと思う。

コメント

毛力
2009年10月26日16:30

ねじまき鳥ウチにあるから取りに来ればいいと思うよ!
保存状態◎だよ!

私が「村上春樹が好き」という男を好きになれない(むしろ嫌い)のの一番の原因はやはりこの『海辺のカフカ』を読んでしまったことにあると思う。
イマドキのコトバを使うならば、「草食系」なんだけど、草食って言ったってちゃっかり草は食ってるところがなんか不潔、と思ってしまって。
主人公が断食男ならまだ読めるんだろうけどね。
ガッツリ肉食のエロの方が清々しく読めてしまう。

という私の勝手な感想を人の日記のコメント欄に書き込む私☆

本をサックリ読みたいときは星新一がオススメですよ。
ひとつが5ページくらいで終わるから。

夜。
2009年10月26日17:21

あ、それ分かるわ(苦笑)
春樹が嫌いなんじゃなくて春樹好きの男が嫌い、かwww
貴女らしい感想ですごく面白い!なるほどなー!!
私もガッツリ肉食の方がいいな☆
 
うわー本当に取りに行きたいよ。保存状態が良いのなら、私が汚してしまうわ^^;
そういえば星新一のショートショートを読んだことがあったのを思い出した。
昔の私でも読めたくらいだから、よほどサックリ楽しめたんだろうな。
とりあえず…本を買うお金も無いのが辛いよぅ;;

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